ものを口から摂取し、胃に送ることを嚥下といいます。そして、うまく飲み込めない、むせてしまう、引っかかる感じがする、など、嚥下がうまくいかない状態を嚥下障害と呼びます。
嚥下障害の主な原因は加齢です。筋力や神経系機能の低下によりのどの位置が下がることで、嚥下の機能が低下している例が多く見られます。超高齢化社会を迎えた現代では、嚥下障害の患者数が増加しています。
嚥下障害を起こしていないかは、嚥下機能評価の実施によって確認します。当院には耳鼻咽喉科専門医と言語聴覚士が在籍しており、ともに嚥下機能評価を行っています。
また、当院では胃瘻造設にあたり、胃瘻の適応や必要性について、嚥下機能を評価し十分に患者さんおよびご家族に説明したうえで決定しています。いつでもご相談ください。