当院耳鼻咽喉科 めまい相談医清水雅子先生の執筆が
『JOHNS』最新版(2021.1 37巻1号)に掲載されました。
JOHNSとは、耳鼻咽喉科の総合医学雑誌です。

~めまいについて~

めまいは生活習慣病といわれるほど私たちの生活に密着しており、受診される方が大変増えています。

こんなめまいは要注意!

めまいの中で最も多いのは、耳の機能が原因で起こるものです。しかし、このタイプのめまいでは、命を落とすことはありません。危険なのは、脳や心臓が原因で起こる『危険なめまい』です。脳梗塞や脳腫瘍などが原因で起こる中枢性めまいや、不整脈が原因で起こる心原性めまいは、突然死のリスクでもあります。
耳からくるめまいは数日で治まることが多いですが、危険なめまいはずっと症状が続きます。めまいの症状が現れた裏側には、高血圧や低血圧、不安やストレス、自律神経失調症、うつ病などの精神疾患といった不調が隠れている可能性もあります。ただの疲れや睡眠不足と自分で判断するのではなく、めまいが続くときには早めに受診することをお勧め致します。当院では、めまい相談医による診察や理学療法士による前庭リハビリテーション、生活改善など、総合的な診察を行っております。どうぞ、お気軽にご相談下さい。

医療法人崇敬会